歯が取れた。
といっても歯が抜けたわけではなく、ブリッジが外れたのだ。
餅を食べていた時、いきなり口の中に大きな金属の塊が現れた。
「何事?」と思っていたら、以前作ったブリッジが外れていたのだった。
早速、歯医者さんに診ていただいたところ、ブリッジの下の歯が割れていて、一部虫歯にもなっているため作り直さなければいけないという。
新年早々がっくりである。
最初にブリッジを作る羽目になったのも歯が割れたことが原因である。
それもこれも子供のころの虫歯治療の時に、歯を削られ過ぎたのが原因だと思っている。
そもそも虫歯になったのは自分の手入れがなっていなかったせいだと言われればその通りかもしれないが、本当にそれだけであろうか。
最近の子供たちは虫歯になっている率が我々の時代よりかなり低いと聞く。
しかし今の子供たちが我々の頃よりもしっかりケアをしているのかどうかは疑わしい。
今は小さいころに歯にフッ素を塗ってもらうらしいのでそれが功を奏しているのだろうか。
ひとつ聞き捨てならない情報を聞いた。
昭和の歯科検診の時、歯科医師は先のとがった金属の道具で歯の溝(虫歯の場合は黒い筋になっている所)をチェックしていた。
どうやらそのせいで歯の中の方に虫歯菌を送り込まれていたらしい。
今はその道具は使用せずに目視で判断していると聞く。
それが本当ならばまことに腹立たしい限りだ。
といってもあとの祭り。
残っている歯を大事にしていくしかない。
そもそもどうして永久歯に生え変わる時期が幼児の時なのだ?
まだ歯の大切さに気付くには幼すぎるではないか。
もしもう一度生え変わってくれるなら、今度は本当に大切にするのに。
ああ~残念。