健康常識今昔 運動編

院長イラスト

水について

我々昭和世代は今から考えると、とんでもなく非常識な健康常識を信じ込まされていた。

もっとも知られたところでは「運動中に水を飲んではいけない!」ということだ。

当時、運動中に水を飲むと余計にばてるとか、おなかがたぷたぷになって苦しくなると言われたものだ。

今は真逆で、熱中症、脱水状態予防のために水は飲め飲めと言われる。

ここで疑問である。

当時の医療関係者もそう思っていたのだろうか。

それとも危険なことは知っていたけれども黙っていたのだろうか。

ぜひとも教えて欲しい。

うさぎ跳びについて

昭和のトレーニングの代表的なものに「うさぎ跳び」がある。

「巨人の星」などでよく描かれていた運動なのだが、手を後ろで組み、そのまましゃがんだ姿勢でつま先だけでチョンチョン跳ぶ運動である。

普通に考えればわかることだが、つま先でチョンチョン跳ぶだけでは大きな筋肉はほとんど使っていない。

膝や足首の関節を傷めるのが関の山で何の訓練にもなっていないのだ。

鍛えられるのはせいぜい根性ぐらいである。

聞くところによると本当のうさぎ跳びは、しゃがんだ状態から両足でぴょ~んと大きく飛ぶ運動らしい。

確かにこれなら大腿部の筋肉を大きく使うので良いトレーニングになるだろう。

誰が間違ったやり方を広めたのか知りたいものである。

ウチのうさぎさんに聞いても「私たちあんなおかしな跳び方なんかしてないよ」って言ってます。・・・ってうさぎがしゃべれるんかい!