私は睡眠時無呼吸症候群である

院長イラスト私は睡眠時無呼吸症候群である。

この病気の原因はいろいろあるが、最も多い原因としては

・肥満による首周りへの脂肪のつき過ぎ ・上気道への舌の落ち込み(老化現象?) があげられる。

また患者数としては女性よりも男性の方が多い。

つまりデブのオッサンに多い症状なのである。

自覚症状としては ・口がカピカピに乾いて目が覚める ・昼間やたらと眠い などがあるが、本人は案外深刻に考えていないものである。

しかし家族やパートナーは、大いびきをかいていた人が急に静かになり、呼吸をしていないことに気づきビックリするのである。

私の場合も風邪薬を飲んで寝た夜に、かなり長い無呼吸状態が続き、妻に「死んだかと思った。」と言われた。

そこで呼吸器内科で検査を受けたところ「重症です。」と言われ、毎晩CPAP(圧力を加えた空気を鼻に送る医療機器)を装着して眠ることになった。

しかしながらこれが厄介な代物であった。

慣れるまでにかなりの期間を要したのである。

私の場合は半年近くかかった記憶がある。

そのため半数近くの人がこの間に脱落しているという話も聞いた。

しかしここをがんばって、慣れてみるともう手放せない。

夜中に目が覚めることは無くなり、昼間の眠気も解消した。

血圧やその他の数値も正常値に下がったのである。

医師からは「毎晩何度も首を絞められていたことと同じですよ。そのために脳や心臓の血管にかなりの負担をかけていたわけです。」と言われた。

ついでに花粉症の症状までかなり軽減した。(医師からは「昼間普通に呼吸しているのだから関係ない」と言われたが・・・)

とにかくいいことづくめなのである。

もしあなたの家族がいびきをかいていて、それが止まるような症状があったら、すぐ呼吸器内科を受診させてください。

またあなたが夜中に口が乾いて目が覚めたり、昼間やたらと睡魔に襲われるならすぐ呼吸器内科を受診してください。

”先輩患者”からのアドバイスです。