人と会話をしていたり、テレビ番組を見ていたりする中で、健康や寿命について「それって本当?」って思うことが多々ある。
先日も「戦後の貧しい時代を生き抜いてきた今のお年寄りは丈夫で長生きだ。これから高齢者になる我々はそうはいかない。」と言っている人がいた。
「それって本当?」
ずっと右肩上がりに長くなっている平均寿命が下がったことなど一度もないのになぜこんなことをいうのだろう。
これ以上伸びなくなって頭打ちになることはあるだろうが、医学ももっと進歩するだろうし、健康に関する情報ももっと増えていくだろうから下がっていくことはないと思うのだが。
昔の粗食だった頃の和食が一番体にいいという人もいる。
「それって本当?」
確かに現代は食べ過ぎでカロリーオーバーの食事も多いだろう。
しかし、日本人が洋食なども取り入れ、様々な栄養素を口にするようになってからの方が圧倒的に健康状態も良くなり寿命も延びている。
ちなみにいろいろなものをバランスよく摂るようになった1970年代前半の食事が理想的らしい。
高齢者は肉料理やニンニクなどの体を強壮にする食物を積極的にとるべきだとも言う。
「それって本当?」
確かに元気な高齢者はそういう食物を食べているのかもしれないが、そもそも丈夫な人だから食べても平気なわけで、そうでない一般の高齢者が真似をすると、胃がもたれたり、体の方が負けたりすることの方が多いのではないだろうか。
食べても問題ない人は積極的にとればいいが、無理して真似をする必要は無いと思う。
ほどほどが一番。
まだまだ思っていることはいっぱいあるが、今回はこれぐらいで。