「うちの子ピーマン食べないんですよ。」とか「酢の物食べてくれないんですよ。」と悩んでいる親御さんが結構いらっしゃいます。
中にはなんとか食べさせようとしてみじん切りにしたり、ミキサーにかけてわからないようにしたりする人もいます。
しかしピーマンってどうしても食べなければいけない食材でしょうか。
栄養の観点から見れば他の野菜からでも十分摂取できるでしょう。
さらに言えばピーマンよりも栄養豊富な野菜はいっぱいあるはずです。
そもそもなぜ子供たちが苦いものや酸っぱいものが苦手かというと、子供は大人よりも味覚が鋭敏だからです。
そして本能的に苦いものは毒物、酸っぱいものは腐ったものと認識しているからです。
ですから無意識のうちに自分の身を守るために拒否してしまうのです。
それではなぜ大人になると食べられるようになるかというと、それまでの学習によってそれらが危険なものではないと知り、そこに美味しさを感じるようになるからです。(初めてビールを飲んだ瞬間から「うま~い」と思った人っているのでしょうか?)
ほとんどの野菜を食べないぐらいの野菜嫌いでは困りますが、そうでなければちょっと長い目で見てあげてください。
成長と共に食べられるようになる人がほとんどです。
以前あるテレビ番組でシイタケ嫌いの人でも食べられる味も食感も全く違うシイタケができたと紹介していましたが、
それって本当にシイタケを食べられるようになったといえるのでしょうか?
まったく別の食材を食べてることに過ぎないのではないでしょうか?
おかしな話。