寒い冬、身体を温めたい時に摂るとよい食品で、真っ先に思い浮かぶのはショウガである。
しかし、一つ気を付けなければならないことがある。
生のショウガをすりおろしたりスライスしたりして、いろいろな料理に使う人も多いが、
これでは身体を温める効果はあまり期待できない。
ショウガにはショウガオールとジンゲロールという2つの大事な成分がある。
身体を温める効果があるのはショウガオールのほうである。
ショウガオール
ショウガオールとはショウガを加熱したり乾燥させたときに生まれる成分である。
このショウガオールの持つ健康効果としては、
・血管を拡張させ血行を促進し、身体をあたためてくれる
・血管を健康に保つ
・血液サラサラ効果
・健胃整腸作用
などがあげられる。
手軽に摂りたいならば乾燥ショウガを作っておけばよい。
作り方はいたって簡単。
薄くスライスしたショウガを1~2日天日干しするだけ。
ミキサーやすり鉢などで粉末にしておくと使い勝手が良い。(面倒な場合は市販されているものもある)
これをしょうが湯にして飲んだり、いろいろな料理に混ぜれば身体ポカポカで寒い冬を乗り越えられるかもしれない。
ジンゲロール
生のショウガに多く含まれるジンゲロールにもとても良い効能がある。
代表的なところでは、殺菌作用、抗炎症作用、免疫細胞の活性化などがある。
風邪予防という目的ならば生のショウガを摂取したほうが効果的である。
ただジンゲロールは酸化しやすいため、食べる直前に使ったほうが良い。
結論
冷え性対策には感想や加熱してショウガオール、
風邪予防には生のままでジンゲロールというように目的に合わせて利用するとよい。